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平成21年 3月 予算特別委員会−03月13日-05号

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  1. 八戸市議会 2009-03-13
    平成21年 3月 予算特別委員会−03月13日-05号


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    平成21年 3月 予算特別委員会−03月13日-05号平成21年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第5日目)  ──────────────────── 平成21年3月13日(金)  ──────────────────── 出席委員(31名)              藤 川 優 里 君              小屋敷   孝 君              森 園 秀 一 君              島 脇 一 男 君              壬 生 八十博 君              夏 坂   修 君              松 田   勝 君              三 浦 隆 宏 君              三 浦 博 司 君              古 舘 傳之助 君              豊 田 美 好 君              上 条 幸 哉 君              立 花 敬 之 君
                 坂 本 眞 将 君              山 名 文 世 君              松 橋   知 君              畑 中 哲 雄 君              石 橋 充 志 君              八 嶋   隆 君              寺 地 則 行 君              越 後 賢 司 君              秋 山 恭 寛 君              山 口 広 道 君              前 澤 時 廣 君              伊 藤 圓 子 君              田名部 和 義 君              吉 田 博 司 君              坂 本 美 洋 君              上 田 善四郎 君              東 野 礼 二 君              荒 川 重 雄 君  ──────────────────── 欠席委員(1名)              大 島 一 男 君  ──────────────────── 説明のため出席した理事者   市長         小 林   眞 君   副市長        西   幹 雄 君   〃          奈良岡 修 一 君   南郷区役所長     笹 本   教 君   総合政策部長     高 島   司 君   防災安全推進室長   川 村 岩次郎 君   総務部長       大 岡 長 治 君   財政部長       田名部 政 一 君   産業振興部長     高 谷 勝 義 君   健康福祉部長     石 橋 元 生 君   市民生活部長     沼 畑 龍 男 君   環境部長       中 嶋 幸一郎 君   建設部長       升 澤 正 平 君   都市整備部長     妻 神 敬 悦 君   病院事業管理者    三 浦 一 章 君   市民病院事務局長   松 浦 伸 一 君   看護局長       中 里 志保子 君   交通部長       白 川 文 男 君   教育長        松 山 隆 豊 君   教育部長       林   隆之介 君   総務部理事      金 谷 英 夫 君   南郷区役所次長兼企画総務課長              宮 崎 光 弥 君   健康福祉課長      境 藤 豊 吉 君   財政部次長兼財政課長 梅 内 昭 統 君   健康増進課長     元 沢 達 男 君   介護保険課長     鈴 木 秀 世 君   高齢福祉課長     佐 藤 浩 志 君   市民生活部次長兼市民課長              大 村 典 康 君   建設部次長兼建築住宅課長              今 泉 豊 久 君   市民病院事務局次長兼経営情報室長              芝   俊 光 君   市民病院事務局次長兼物流施設課長              佐 藤 雅 英 君   医事指導監兼医事課長 田 端 朝 雄 君   管理課長       松 田 哲 朗 君   副看護局長      吉 田 留美子 君   交通部次長兼運輸管理課長              小 林 佳 人 君  ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       山 内   隆   次長兼議事課長    工 藤   哲   主幹(議事グループリーダー)              秋 山 直 仁   主査         和 田   智   〃          山 本 芳 弘   主事         白 藤   渉  ────────────────────         午前10時00分 開議 ○越後 委員長 おはようございます。  これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。  議案第15号平成21年度八戸市介護保険特別会計予算並びに関連議案第50号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎鈴木 介護保険課長 それでは、議案第15号平成21年度八戸市介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の79ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ153億7416万円と定めるものであります。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、81ページ及び82ページの第1表歳入歳出予算のとおりであります。  第2条は、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定による歳出予算の各項間の金額を流用することができる場合の定めであります。保険給付費の各項に計上された予算額に過不足が生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項間の流用ができる旨定めるものであります。  それでは、予算の詳細につきまして予算に関する説明書で御説明申し上げます。  説明書の405ページをお開き願います。  歳入予算の主なものについて御説明いたします。  1款1項1目第1号被保険者保険料は、65歳以上の被保険者の保険料でございます。  2款1項1目総務手数料は科目存置であります。  1項2目督促手数料は、普通徴収保険料の督促に係る手数料であります。  3款1項1目介護給付費負担金は、施設以外での保険給付費の20%及び施設での保険給付費の15%の国庫負担金であります。  2項1目調整交付金は、市町村間の保険料水準の格差を是正するため、後期高齢者の割合と第1号被保険者の所得分布状況により国が交付するものであります。  2項2目地域支援事業交付金は、地域支援事業費に係る介護予防事業分の25%及び包括的支援事業等分の40%を国が交付するものであります。  4款1項1目介護給付費交付金は、第2号被保険者の負担分として社会保険診療報酬支払基金から交付されるもので、保険給付費の30%の額であります。  406ページに参りまして、1項2目地域支援事業交付金は、第2号被保険者の介護予防事業に係る交付金で、同じく社会保険診療報酬支払基金から交付されるものであります。
     5款1項1目介護給付費負担金は、施設以外での保険給付費の12.5%及び施設での保険給付費の17.5%の県の負担分であります。  2項1目地域支援事業交付金は、地域支援事業費に係る介護予防事業分の12.5%及び包括的支援事業等分の20%が県から交付されるものであります。  6款1項1目利子及び配当金は、財政調整基金の利子であります。  7款1項1目一般会計繰入金は、介護給付費及び地域支援事業に対する市の負担分及び職員の人件費、事務費に対する繰入金を計上したものであります。  8款1項1目繰越金は科目存置であります。  407ページに参りまして、9款1項2目雑入は、非常勤職員、アルバイト職員等社会保険料等徴収金が主なものであります。  以上で歳入に関する説明を終わり、続いて歳出の主なものについて御説明申し上げます。  409ページをお開き願います。  1款1項1目一般管理費は、介護保険課職員の人件費、物件費が主なものでございます。  410ページに参りまして、2目計画等策定委員会経費は、健康福祉審議会の部会である介護・高齢福祉部会及び部会の分科会である地域密着型サービス運営委員会の委員報酬等であります。  2項1目賦課徴収費は、保険料納付通知書の印刷費、郵便料が主なものでございます。  3項1目認定調査費は、介護支援専門員6人の報酬のほか、12節の主治医意見書作成手数料、13節の要介護認定訪問調査委託料が主なものでございます。  411ページに参りまして、3項2目介護認定審査会費は、要介護認定の2次判定業務を共同処理する広域事務組合の経費に対する八戸市の負担金であります。負担割合は63.8%となっております。  第2款保険給付費は、148億100万円を計上し、これは前年度と比較しまして10億8800万円、7.9%の増となっております。  保険給付費の内容について御説明を申し上げます。  1項1目居宅介護サービス等給付費は、訪問介護、通所介護等の居宅介護サービスに係るものであります。  2目地域密着型介護サービス給付費は、認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホーム等のサービスに係るものでございます。  3目施設介護サービス等給付費は、特別養護老人ホーム老人保健施設等施設サービスに係るものでございます。  4目居宅介護福祉用具購入費は、入浴や排せつなどに使用する福祉用具の購入に係るものであります。  5目居宅介護住宅改修費は、手すりの取りつけ等住宅改修経費に係るものであります。  6目居宅介護サービス計画等給付費は、居宅サービス計画作成等に係るものでございます。  2項は介護予防サービス等諸費であり、これは平成19年4月から実施している要支援1及び要支援2の利用者に対する新予防給付に係るものであります。  1目介護予防サービス等給付費は、介護予防訪問介護介護予防通所介護等の要支援者が受ける介護予防サービスに係るものであります。  2目地域密着型介護予防サービス給付費は、介護予防認知症対応型共同生活介護等介護予防サービスに係るものであります。  3目介護予防福祉用具購入費は、要支援者が購入する介護予防福祉用具に係るものであります。  4目介護予防住宅改修費は、要支援者が行う介護予防住宅改修に係るものであります。  412ページに参りまして、5目介護予防サービス計画等給付費は、介護予防サービス計画作成等に係るものであります。  3項1目審査支払手数料は、青森県国民健康保険団体連合会に対する介護報酬請求の審査及び支払いに係る手数料でございます。  4項1目高額介護サービス費及び2目高額介護予防サービス費は、介護サービス及び介護予防サービス利用に係る本人負担額が上限額を超えた場合にそれぞれ給付されるものであります。  5項1目高額医療合算介護サービス費及び高額医療合算介護予防サービス費は、介護サービス及び介護予防サービス利用と医療費に係る本人負担額の合計が、上限額を超えた場合にそれぞれ給付されるものであります。  6項1目特定入所者介護サービス費及び2目特定入所者介護予防サービス費は、低所得の要介護または要支援の利用者が施設入所、短期入所した場合において、食費、居住費の利用者負担が限度額を超えたときに給付するものであります。  413ページに参りまして、3款1項1目介護予防特定高齢者施策事業費は、訪問保健指導員2人分の人件費、事務費及び生活機能評価等委託料が主なものであります。  2目介護予防一般高齢者施策事業費は、一般高齢者に対し介護予防の普及啓発や活動支援を行うもので、在宅介護支援センター推進事業委託料が主なものであります。  2項1目包括的支援事業費は、次の414ページにわたりますが、地域包括支援センター運営協議会委員報酬、センターの職員の人件費及び在宅介護支援センター推進事業等委託料が主なものであります。  415ページに参りまして、2目任意事業費は、寝たきり高齢者等介護者慰労金介護用品助成費が主なものであります。  4款1項1目基金積立金は、財政調整基金の利子を積み立てるものであります。  5款1項1目第1号被保険者保険料還付金は、被保険者の死亡等により介護保険料を還付するものであります。  以上で介護保険特別会計予算の説明を終わります。  引き続き、議案として提出しております条例改正について御説明申し上げます。  提出議案書の53ページをごらんください。  議案第50号八戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、八戸市介護保険条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものであります。  改正の理由でございますが、第1号被保険者に係る保険料率の改定、その他所要の改正をするためのものであります。  改正の内容については、お配りしている資料により御説明申し上げます。八戸市介護保険条例の一部改正についてと題した資料をごらんいただきたいと思います。  1、改正の内容でございますが、平成21年度から23年度までの第4期介護保険事業計画期間における保険料基準月額を、現行の4800円に据え置くこととし、低所得者対策として、第2段階の保険料率を0.60から0.55に引き下げるものであります。  下段の表は、現行の保険料と次期保険料の比較でございますが、網かけの部分の第2段階の保険料が月額2800円から2640円、年額3万4560円から3万1680円と引き下げになります。  なお、対象人数は約9600人でございます。  2、施行期日でございますが、この条例は平成21年4月1日から施行するものであります。  以上で議案第50号の説明を終わります。 ○越後 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 グループホームについてちょっとお伺いしたいのですが、火災があって大変悲惨な事故があったというところから、消防法のほうでスプリンクラーを設置するということが義務づけられたかと思うのですが、八戸市にあるグループホームでの設置状況はどうなっていますでしょうか。 ◎鈴木 介護保険課長 グループホームは、現在市内に30カ所ございます。調査の結果、既にスプリンクラーを設置しているところは、1カ所だけでございます。29カ所が設置されておりません。消防法の改正がございまして、平成21年度から3年間のうちにスプリンクラーの設置が義務づけられております。平米当たり9000円ということで国からの補助が出ることになっておりますが、今回の予算に盛れませんでしたので、6月か9月の補正予算で盛ることになると思います。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 わかりました。3年間の猶予があるわけですが、やはり安全の確保のためには、少しでも早いほうがよいわけですので、市としても早急に進めるようにグループホームのほうに働きかけるなりして、この制度の徹底を計らっていただきたいと御要望申し上げて、終わります。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第15号平成21年度八戸市介護保険特別会計予算並びに関連議案第50号の質疑を終わります。  議案第16号平成21年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎境藤 南郷区役所健康福祉課長 それでは、議案第16号平成21年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算について御説明いたします。  予算書の83ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億6836万7000円と定めるものであります。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、85及び86ページの第1表歳入歳出予算のとおりであります。その内容につきましては予算に関する説明書で御説明いたします。  それでは、予算に関する説明書の427ページをお開き願います。  歳入について御説明いたします。  第1款診療収入の予算額は、1億6222万9000円を計上いたしました。  1項1目国民健康保険診療報酬収入は4690万円であります。  2目社会保険診療報酬収入は1850万円であります。  3目後期高齢者診療報酬収入は5200万円であります。  4目一部負担金は2670万円であります。  5目その他の診療報酬収入は220万円であります。  2項1目諸検査等収入は、健康診断、レントゲン等諸検査の収入で、1592万9000円を計上いたしました。  第2款使用料及び手数料は33万4000円を計上いたしました。これは診断書等の文書証明手数料が主なものでございます。  第3款繰入金及び第4款繰越金は科目存置であります。  428ページに参りまして、第5款諸収入は580万2000円を計上いたしました。これは、予防接種や健康診断等の受託事業収入と物品等販売収入等の雑収入が主なものであります。  429ページに参りまして、歳出について御説明いたします。  第1款総務費は1億1873万4000円を計上いたしました。  1項1目一般管理費は、職員7人分の人件費及び物件費のほか、13節の医事業務等委託料が主なものであり、430ページに参りまして、19節負担金補助及び交付金は、各種負担金を計上しております。  このうち歯科医師会負担金医師会負担金についてでありますが、昨年9月の決算特別委員会におきまして、診療所が加入していると間違って説明をいたしました。これは南郷診療所の内科及び歯科の医師が、それぞれの医師会に加入しており、診療所運営上、各医師会等からの情報が必要なことから、診療所として支払いしている負担金であります。  御質問のありました坂本眞将委員並びに委員の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。まことに申しわけございませんでした。おわび申し上げます。  引き続き御説明申し上げます。  第2款医業費は3765万1000円を計上いたしました。  1項1目医療用機械器具費は、フルデジタル電子内視鏡医療事務コンピュータ等の借上料と医療用機械器具等の備品購入費が主なものであります。  2目医療用消耗器材費は、注射器等の購入費や臨床検査、歯科義歯技工等の委託料が主なものであります。  3目医療用衛生材料費は、注射液や処置等に使用する薬剤の購入費であります。  第3款公債費は、建物、レントゲン機器等の起債にかかわる元金及び利子の償還金で、1148万2000円を計上いたしました。  第4款予備費は50万円を計上いたしました。  以上で説明を終わります。 ○越後 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 せっかく今、追加の御説明をいただいて名指しをされておりますので、要望にしておきます。医師会費につきましてはいろいろな意見もあると思いますが、しかし、これは個人が加入しておりますが、何のために加入しているかというと、医師としての活動のために加入しているものでありまして、その医師がそこに所属しているのであれば、その機関で負担するということは順当な考えだと思いますので、御理解をいただいておりますことにまず御礼申し上げます。  続きまして要望になりますが、そうしますと、加えまして、各学会があるわけでありますけれども、やはりその機関として、例えば、がんであるとか、成人病とか、いろいろな部門について積極的に取り組むということになりますと、医師は当然にその学会に所属しなければならないというところからも、業務から外れた学会もそれはあるかもしれませんが、そういった機関との関連性の重要度から見て必要であれば、その辺についての手当ても今後御検討いただきたいということを御要望申し上げます。ありがとうございます。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第16号平成21年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算の質疑を終わります。  議案第17号平成21年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎今泉 建設部次長兼建築住宅課長 議案第17号平成21年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算を御説明いたします。
     一般会計各特別会計予算に関する説明書の441ページをお開きください。  歳入歳出予算事項別明細書については、442ページにわたっておりますが、平成21年度の歳入歳出予算の合計額は、歳入歳出それぞれ897万2000円とするものでございます。  443ページに参りまして、歳入の内訳について御説明いたします。  1款1項1目土地売払収入は、南郷グリーンタウン土地分譲予定2区画分の売払収入でございます。  2款1項1目一般会計繰入金は科目存置でございます。  445ページに参りまして、歳出の内訳について御説明いたします。  1款1項1目一般管理費は、土地の売払収入を一般会計への繰出金とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○越後 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第17号平成21年度八戸市住宅用地造成事業特別会計予算の質疑を終わります。  議案第18号平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎大坪 市民生活部次長兼国保年金課長 それでは、議案第18号平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算について御説明を申し上げます。  予算書の91ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ17億4445万1000円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、93ページ、94ページの第1表歳入歳出予算のとおりでございます。その内容につきましては、予算に関する説明書で御説明を申し上げます。  それでは、予算に関する説明書の447ページをお開き願います。  事項別明細書は448ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額は17億4445万1000円で、前年度より7973万4000円の減額、率にいたしまして4.4%の減となっております。  449ページをごらんください。  まず、歳入について御説明を申し上げます。  第1款後期高齢者医療保険料は12億4991万5000円で、その内訳は、1項1目特別徴収保険料8億7027万5000円、2目普通徴収保険料3億7964万円でございます。特別徴収の割合は69.6%となっております。  第2款使用料及び手数料は、1項1目証明手数料、2目督促手数料、いずれも科目存置でございます。  第3款繰入金、1項1目1節事務費繰入金は、広域連合事務費負担金分といたしまして7815万9000円、一般管理費分といたしまして6036万6000円、合わせて1億3852万5000円を計上してございます。  2節保険基盤安定繰入金は、低所得者等の保険料軽減分について、県4分の3、市4分の1の公費の負担分で、3億5408万7000円を計上してございます。  第4款繰越金は科目存置でございます。  第5款諸収入は、1項1目延滞金は科目存置、2項1目保険料還付金は、過年度未還付保険料の還付金として145万8000円を計上してございます。  2項2目還付加算金は、450ページにわたりますが、保険料の還付に伴う加算金といたしまして4万2000円を計上しております。  3項1目雑入は、臨時職員に係る社会保険料等徴収金でございます。  続きまして451ページに参りまして、歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費の1項1目一般管理費は、職員7人分の人件費、物件費等でございます。  2項1目徴収費は、保険料の徴収に係る物件費等でございます。  452ページに参りまして、第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、被保険者から徴収いたします保険料及び延滞金の12億4991万7000円並びに保険基盤安定繰入金の3億5408万7000円から成る保険料等負担金16億400万4000円と、広域連合に対します事務費負担金7815万9000円を計上してございます。  第3款諸支出金は、過年度分保険料に係る過誤納金還付金といたしまして150万円を計上するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○越後 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 通告していないのですが、1点だけお願いします。  12月定例会のときにも一般質問で取り上げましたが、資格証明書の発行については、今年度中に後期高齢者医療広域連合のほうで結論が出るというふうなお答えでしたけれども、結論が出たのかどうか、その辺の状況についてお知らせください。 ◎大坪 市民生活部次長兼国保年金課長 それでは、松田委員にお答え申し上げます。  後期高齢者医療制度の中におきましても、資格証明書は、特別な事情がある場合を除きまして、保険料を1年以上滞納しますと交付することになってございますが、昨年の6月12日に政府のほうから見直しの方針が出されまして、その中では、相当な収入があるにもかかわらず保険料を納めない悪質なものに限って運用するようにということで通達が入ってございます。  それを受けまして、相当な収入とはどういうことだというようなことが各広域連合で話し合われてきたわけでございますが、なかなかに結論が出ずに今に至ってございます。  そうした中で、国におきましては、やはり全国的にある一定の統一的な基準を示すべきだろうという方向に変わってきてございます。ことし2月いっぱいで、国において各広域連合のほうにアンケート調査を実施しまして、それを踏まえて、ことし3月中にも国としての考え方を示すというような話になってございまして、それを受けて青森県の広域連合としても、今後、その国から示される統一的な基準――どういったものが示されるか、その辺はちょっと定かではございませんが、それを踏まえて検討していくというような現在の状況になってございます。  以上でございます。 ◆松田 委員 そうしますと、国においてはことし2月にそれぞれの広域連合に対してアンケートの調査は実施したと。これから基準が示されるだろうということですが、ちなみにそのアンケートの主な中身は、資格証明書に関係することでしょうから、余り細かくなくてもよいのですが、ちょっとその内容についてわかっている点を教えてください。 ◎大坪 市民生活部次長兼国保年金課長 今ちょっと手元に詳しい資料がなくてあれですが、大体の中身としては、先ほども申し上げました相当な収入とは、どういった形で運用するのか。例えば軽減の対象となる所得として設定するとか、それから基礎年金相当額の80万円、79万2100円というような額に設定するとか、さまざまな考え方が国によって示されておりまして、どういったことを採用する方針かとか、そういった形のアンケート調査として国から提示されまして、それに今、広域連合として考え方をまとめて回答していると、そのような内容でございます。 ◆松田 委員 そうしますと、広域連合ごとに、その相当な収入についての考え方をそれぞれ持って、国に対するアンケートにお答えして、それが全体で集約されて、国としての見解を出すと。行ったり来たりというような感じのものになっていくわけですね。わかりました。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第18号平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算の質疑を終わります。  以上で議案第4号から議案第18号までの各特別会計予算並びに関連議案1件の質疑は終了いたしました。  これをもって議題となりました議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算、議案第4号から議案第18号までの各特別会計予算及び議案第43号から議案第57号までの関連議案15件並びに議案第58号平成21年度八戸市一般会計補正予算の質疑は全部終了いたしました。  議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算及び議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算を一括議題といたします。  これより議題のうち、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎白川 交通部長 おはようございます。  それでは、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算の概要につきまして御説明申し上げます。  当市のバス事業は、公共交通機関として都市機能の重要な役割を担っておりますが、近年の交通手段の多様化、週休2日制の定着、少子化の進展などを背景に利用者の減少が続いており、非常に厳しい状況に置かれております。  このような中、平成17年度に着手しました経営改革は4年を経過し、その成果があらわれてきていると考えております。  しかしながら、ピーク時から価格が下落してきたものの、高値基調で推移している燃油価格は経営を圧迫し、さらに、乗合収入の減少や補助金の削減などが見込まれることから、今後とも気を引き締め、さらなる経費節減、増収対策を図ってまいりたいと考えております。  バス事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況でありますが、市民の足の確保、とりわけ高齢者や学生など、いわゆる交通弱者の移動手段を確保しつつ、適正な運行ダイヤによる健全経営を目指してまいりたいと考えております。  また、市民の皆様に愛され、親しまれ、日々利用していただける市営バスを目指し、バス運行情報システム、いわゆるバスロケーションシステムを導入いたしましたように、利便性の向上を図り、さらには、安全で安心な運行の確保にも努めてまいりたいと考えております。  それでは、予算書の13ページをお開き願います。  第2条の業務の予定量につきまして御説明いたします。  平成21年度におけるダイヤ規模は16路線、100系統での運行を予定しております。  (1)の年度末在籍車両数につきましては、平成20年度末と比較いたしまして3両を減じ、131両の予定でございます。  (2)の年間走行キロメートルにつきましては415万1000キロメートル、前年度比5.3%の減となっております。  (3)の年間輸送人員につきましては、前年度比7.2%の減の677万8000人、(4)の一日平均輸送人員につきましては1万8569人を見込んでおります。  (5)の主な建設改良事業につきましては、乗合バス購入のために7500万円を予定しております。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  続きまして14ページをお開き願います。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第5条は、企業債の目的、限度額等について定めるものでございます。  第6条は一時借入金の限度額、以下、15ページに参りまして、第7条は流用できる経費、第8条は議会の議決を経なければ流用できない経費、第9条は一般会計からの補助金の額、第10条は、たな卸資産購入限度額をそれぞれ定めるものでございます。  以上が予算の概要でございますが、詳細につきましては次長兼運輸管理課長から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。  以上で説明を終わります。 ◎小林 交通部次長兼運輸管理課長 それでは、詳細につきまして御説明申し上げます。予算に関する説明書の188ページをお開き願います。予算実施計画から御説明申し上げます。  なお、説明の中で前年度比と申し上げる部分がございますが、これは平成20年度の3月補正後の予算との対比という意味でございますので、あらかじめ御了承願います。  それでは、収益的収入及び支出のうち、収入から御説明いたします。  第1款事業収益は、予定額15億9954万7000円、前年度比13.5%の減少でございます。  そのうち1項営業収益につきましては、予定額13億269万3000円、前年度比3.9%の減少でございます。その内訳といたしまして、1目運送収益は12億8208万3000円、前年度比4.1%の減少、2目運送雑収益は2061万円、前年度比3.0%の増加でございます。  次の2項営業外収益につきましては、予定額2億9685万4000円、前年度比39.7%の減少でございます。その主なものは、2目他会計補助金は2億8500万円、前年度比40.0%の減少、4目雑収益は937万9000円、前年度比34.8%の減少でございます。  続きまして、189ページの支出につきまして御説明いたします。  第1款事業費は予定額18億5877万5000円、前年度比1.1%の増加でございます。  そのうち1項営業費用につきましては、予定額16億7843万3000円、前年度比1.5%の増加でございます。その主なものは、1目運転費はバス運行に係る直接的な経費で10億2209万9000円、前年度比3.8%の減少、2目車両修繕費は車両の維持管理に要する費用で1億6168万3000円、前年度比2.8%の減少、4目減価償却費はバスを初め建物、備品など有形固定資産に係る減価償却に要する費用で8670万3000円、前年度比47.5%の増加、5目資産減耗費は固定資産の除却費などで4143万8000円、前年度比407.8%の増加、9目運輸管理費はバスの運行管理や営業活動などに要する経費で2億1897万6000円、前年度比0.6%の増加、10目一般管理費は管理部門に係る人件費、物件費で1億2487万4000円、前年度比6.2%の増加でございます。  次の2項営業外費用につきましては予定額1億8034万2000円、前年度比3.3%の減少でございます。その主なものは、1目支払利息及び企業債取扱諸費は一時借入金や企業債の償還に係る支払い利息で1112万1000円、前年度比37.2%の増加、2目繰延勘定償却は退職給与金などに係る償却費で1億4078万7000円、前年度比5.7%の減少でございます。  続きまして、190ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入から御説明いたします。  第1款資本的収入は予定額7500万1000円、前年度比60.9%の減少でございます。  その主なものは、1項1目企業債はバス購入などの建設改良事業に充当する財源で7500万円、前年度比39.5%の減少でございます。  続きまして、191ページの支出につきまして御説明いたします。  第1款資本的支出は予定額1億4141万6000円、前年度比60.7%の減少でございます。その主なものは、1項建設改良費1目施設費はバスの購入などに係る建設改良費で8100万5000円、前年度比59.3%の減少、2項1目企業債償還金は平成16年度から平成19年度までの建設改良債に係る元金償還金で5484万8000円、前年度比23.4%の増加、3項1目開発費は運賃改定システム改修などの開発費用で517万3000円、前年度比69.2%の減少でございます。  以上が平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算の詳細でございますが、次の192ページから209ページまでの資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表などにつきましては、恐縮でございますが、説明を省略させていただきたいと思います。  以上で議案第2号の説明を終わります。 ○越後 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 バスロケーションシステム等の導入についてと書いてあり、これは八戸市公共交通再生プランに基づいての1つの事業だろうと思っているのですが、それでESTにもちょっとお話が及ぶかと思いますが、よろしくお願いいたします。  まずバスロケーションシステムを入れていただき、バス停のところの表示機は大変好評で、今、いろいろな事情でバスの運行が時間どおりにいかないというときでも、その情報がわかれば余りいらいらしないで待てる、あるいは待つ間にまた別のこともできるということでは、本当に待ちに待ったシステムだと思っております。
     それで、12カ所に設置されたということですが、今後の設置の予定はありますでしょうか。 ◎小林 交通部次長兼運輸管理課長 接近表示機は、先ほど委員がおっしゃいましたように、現在12カ所設置してございますが、1台約180万円の建設費用が必要でございます。容易に増設することはなかなか困難であると思ってはおります。  今後は、停留所の利用状況、それから利用者の声、道路管理者の許可の可能性等を考慮しながら、増設も検討してはまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 確かに高額なので、簡単にいかないということはわかるのですが、例えば、これは本当に歩道が狭いところにある三日町の長横町側の停留所ですが、あそこは利用度が非常に高いですから、特に通勤帰りの方たちが利用される時間帯は、本当に幅いっぱい混み合ってバス停の時刻表を見ようかと思うと、結局車道のほうに下がって、ちょっとかき分けて見なければいけないというような状況もあります。  あそこには早く設けてほしいけれども、やはり歩道が狭いとか、あるいはぎりぎりで立っているので難しいかとは思うのですが、あの辺への設置はどのようにお考えになっていますでしょうか。 ◎小林 交通部次長兼運輸管理課長 基本的に、原則として道路幅が2.5メートル以上なければ道路の占用許可がおりないということもございますので、私どもとしても、最初は六日町とか三日町の中央通りなどに設置したいということで進めておりましたが、できなかったという事情がございます。  ただ、あそこはくらしのみちゾーンの計画による改修計画があると伺っておりますので、そちらのほうで設置可能になった場合には、積極的に考えたいと考えております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 わかりました。そのくらしのみちゾーンの工事の進捗に任せなければいけないところであるということはちょっと残念ですが、仕方ないかと思います。  なぜこういうことを言うかというと、携帯電話にバス運行情報を入れて、またそれを使いこなせれば非常に便利で、どこにいても、自分がバス停まで行かなくても、自分の行動をちゃんとそのバスの時間に合わせてできるという意味では、とてもよいわけです。  ただ、ある年齢より上の方、特に高齢者になると、なかなかそこまで利用するのは難しいかと思います。実際にこのように便利になったのですよと言っても、携帯を持たない方も多いし、これから新しく高齢者となる方たちは違ってくると思いますが、現在高齢者と言われる方々は、やはり割合的には持っていない方が多いということですので、早期に設置されることを望みます。  それから、EST事業についてですが、これまで共同運行についてとか、いろいろ事業をやってきておりますが、このESTモデルの事業への交通部のかかわり方というものはどのようなものだったのでしょうか。 ◎小林 交通部次長兼運輸管理課長 交通部におけるEST事業ということですが、私どもで進めておりますものは低公害車、いわゆる新長期規制適合バスの購入ということで、平成19年度は3両、それから今年度、平成21年度の予算では2両の車両を購入したいと考えております。  また、平成19年度から行っておりますエコ通勤定期券の発行、それから子ども探検エコパスポートの発行は、これらも引き続きやっていきたいと考えております。  また、今年度はバスロケーションシステムもこの事業として設置したところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。このバスロケーションシステムというものは、このESTモデル事業の中の一環でやっているということで、ESTの事業に交通部のかかわっている部分をあえて追加で伺ったわけですが、今回のモデル事業にかかわらず、これからは、公共交通というものはESTの考え方で考えていかなければいけないだろうと思うのです。  今後こういう公営交通の存在意義は、この考えからいけば、本当にますます重要な存在になってくるということでは、都市交通の政策とリンクした公営交通ということでなければいけない。そういう意味では、これからもぜひ市長部局との連携を図りながら、交通部のあり方というものを考え、一緒に事業を推進していっていただきたいと御要望申し上げます。  通告は、これまでです。 ○越後 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 恐縮でありますが、ちょっと聞き漏らしました。広告料や諸手数料収入の運送雑収益は2061万円ですが、これは前年度比何%とおっしゃいましたか。 ◎小林 交通部次長兼運輸管理課長 前年度比3%の増加でございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 ありがとうございます。3%の増で、今年度の事業収益見込みの1.3%ということで、広告料がかなり重要度があるということと、前進しているということで、敬意を表するのでありますが、いろいろ取り上げられております。何と言うのかよくわかりませんが、丸ごと広告になっているバス、あれは1台幾らぐらいの収入になって何台あるのでしょうか。 ◎白川 交通部長 お尋ねの件は多分ラッピングバスだと思うのですが、現在2台ほどございまして、実際の初期投資としては500万円ぐらいかかります。2年度以降は250万円がまたかかるのですが、当交通部の収入は、ラッピングバスの場合、1台当たり47万5000円です。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 当初投資の500万円というものは、自分が出すのではなくて利用者、お客さんが出すのですよね。 ◎白川 交通部長 先ほどの初期投資及び2年度目以降の例えば250万円については、あくまでも広告したい方が出すという形になっております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうしますと、初期投資500万円で行う広告ですから、お客さんにすると1年、2年でやめるのではなくて、かなり継続してそれを契約するだろうと推測されます。ということは、継続して収入を得られるということになると思いますので、私とすれば大いに歓迎したいと思います。  役所の考えからは、感覚的には非常に大いなる前進というか、役所の交通部があそこまで思い切った広告を受け入れるのかということについて、どきっともしましたが、時代にも非常にマッチしているかと思うのであります。  それで一部委員から、市営バスであるという判別が難しいというような意見が提言されておりますが、判別はどのようにできるのでしょうか。 ◎白川 交通部長 基本的には、前面はラッピングの対象外になっております。前面、いわゆる正面で判別できます。ラッピングの場合は側面となっておりますので、確かに前を見れば判別できるのですが、やはり皆さん方は、走行しているときは横から見ていますので、多分にそういう意見があろうかと思います。ただ、前面はラッピングしておりません。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 もし前面が必要であれば、前面もぜひラッピングして広告収入を上げてほしいと思うのですが、まず利用者側への配慮ということで、ここからは御要望を申し上げます。  路線バスということは決まったところを走っている、おおむね決まった時間に走っている、決まった停留所にとまるというところからいくと、乗ろうとするときに判別できればよいということになりますので、ぜひ正面に明確に八戸市営バスというものをうたっていただきたい。  それから乗るドアのところに八戸市営バスという文字を入れていただきたいということと、加えまして、そのラッピングバスについては、お待たせしましたというアナウンスの次に八戸市営バスという音声を入れていただければ間違うことがないと思いますので、御要望申し上げまして終わります。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 たびたび済みません。先ほど申し上げた三日町、長横町側のバス停についてですが、実は本当に歩道が狭いです。しかも日当たりはどうなのでしょうか。あそこは本当に閉鎖されたビルのところなので、歩道も除雪はほとんどされません。お店が並んでいるところは、お店の方が前の歩道まできれいに除雪してくれて、歩行者にも大変歩きやすくなっているわけですが、あそこは除雪がほとんどされないで、踏み固められたままになっていて、凍結するようなときには非常に危険なんですね。  見てみると、ビルの周囲がブルーシートで覆われていて、そこに木製の板があるのですが、お年寄りの方たちは、それにつかまりながら、そろりそろりと歩いていらっしゃって、バスが来たかなと思っても、急げないという状態もありました。  それからもう1つは、これは私も体験したのですが、雪が降って、しばらくしてから、いきなり真横に、一番上から雪の塊が落ちてきました。ああ、びっくりしたと言ったら、ここはこうなんだよ、ほら、あそこにも落ちたのがあるでしょうと。  そう言われてみれば、何カ所か、ちょっと暖かい天気のときに落っこちてきていました。それにぶつかったらどうかといいますと、私の頭だったら大丈夫かもしれませんが、やはり高い場所から落ちてくるので、ちょっと危険かなと思います。  そういう意味では、それは交通部にどうにかせよということではないけれども、やはり利用されるお客様に何かあってはいけないということでは、ビルの管理者のほうに、その辺のことをお知らせしておいていただきたいと思います。その辺についてもう1度お願いします。 ◎小林 交通部次長兼運輸管理課長 ビルの管理者に、あそこを若干広げてもらえないかというお話をしたことはございます。ただ、やはりよい返事をいただけないで今に至っているということでございます。大変御不便をかけていると思っております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 それはわかるのですが、屋根の上から落ちてくるという危険な状況があると。そういうことは、そこのビルの管理者のほうの責任もあると思うのです。もうぎりぎりのところにかなり積もっていて、下から見てもわかるのです。それが落ちてくるんです。だから、そういう危険な状況をぜひ避けていただきたいということは、やはり御要望申し上げておいていただきたいと思います。  以上です。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算の質疑を終わります。  議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎松浦 市民病院事務局長 議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算の大要につきまして御説明を申し上げます。  市民病院は、当地域の中核病院として、一般医療から救命救急医療、周産期医療、そして高度で専門的な医療まで幅広く地域住民に提供しております。また、地域医療支援病院として他の医療機関との機能分担による地域完結型の医療体制づくりに努めております。  一方で、当院の経営状況は、平成14年度決算から資金不足が発生しており、経営改善に全力を挙げているにもかかわらず、診療報酬の4期連続マイナス改定等の影響もあり、平成19年度決算での資金不足額は17億2000万円余りとなりました。  平成20年度は公立病院特例債の発行により資金不足額は大幅に減少するものと見込んでおります。しかしながら、この特例債の償還も含め、大型医療機器及び電子カルテの更新費用等により企業債償還金が今後増大すること、また、病院建設から10年がたち、医療機器や病院設備を更新する必要があること、さらには今後数年間、定年退職者数が増加していくことを勘案しますと、依然として厳しい経営状況が続くものと考えております。  このような状況の中、5年後の経常収支の黒字化を目標として策定した当院の改革プランに沿って、診療機能の充実と経営改善を着実に推進し、病院事業の経営に総合的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上のことを踏まえまして、平成21年度当初予算は、改革プランで設定する数値を基本に、これまでの実績を勘案しつつ、単年度の資金収支の均衡を図ることを目指して編成をしたものでございます。  それでは、予算書の17ページをお開き願います。  第2条は、業務の予定量でございます。病床数は、一般病床、精神病床、感染症病床、合わせまして584床、年間患者数は、改革プランに基づき、入院が18万9800人、外来が19万5200人、1日平均にいたしますと、それぞれ520人、800人を予定しております。  主な建設改良費は、病院施設整備事業として中央監視制御装置等の更新に8000万円、病院設備整備事業として医療機器の更新に1億5000万円を予定しております。  第3条及び次のページに参りまして第4条は、収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出の予定額を定めるものであります。  第5条は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を表のとおり定めるものであります。  第6条は、一時借入金の限度額を65億円と定めるものであります。  第7条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を職員給与費及び交際費とするものであります。  第8条は、たな卸資産購入限度額を32億3600万円と定めるものであります。  以上で平成21年度予算案の概要説明を終わります。 ◎松田 管理課長 それでは、議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算について御説明申し上げます。  平成21年度予算に関する説明書の212ページをお開き願います。平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算実施計画の収益的収入及び支出でございます。  前年度当初予算との比較につきましては、お配りしております資料1−1で御説明申し上げます。  まず、収益的収支の収入でございます。  第1款事業収益の予定額は125億4400万3000円で、前年度と比較しまして5億57万8000円、4.2%の増でございます。  1項医業収益は117億9904万7000円で、前年度と比較しまして4億6634万6000円、4.1%の増でございます。  内訳でございますが、1目入院収益は、延べ患者数及び診療単価の増により90億円を見込んでおります。  2目外来収益は、入院収益同様に延べ患者数及び診療単価の増により23億円を見込んでおります。  3目その他医業収益は、室料差額収益、集団検診料などの公衆衛生活動収益、人間ドックなどの医療相談収益、分娩料、文書料などで4億4593万9000円でございます。  4目他会計負担金は、検診のための医師などの派遣経費及び救命救急センター運営費に対して一般会計から繰り入れるもので、昨年度と同額の5310万8000円でございます。  2項医業外収益は7億4495万6000円で、前年度と比較しまして3423万2000円、4.8%の増でございます。  内訳でございますが、1目受取利息配当金は預金利息で1万円でございます。  2目他会計負担金は、不採算部門運営に要する費用、企業債利子償還金、共済組合追加費用など繰入基準に基づく一般会計からの繰入金で、昨年度と同額の4億9400万円でございます。  3目補助金は、臨床研修費等補助金、感染症指定医療機関運営費補助金などで、7361万1000円でございます。  4目その他医業外収益は、行政財産使用料、駐車場使用料などで、1億7733万5000円でございます。  次に、支出でございます。  第1款事業費の予定額は138億213万5000円で、前年度と比較しまして2億1683万円、1.6%の増でございます。  1項医業費用は130億5623万8000円で、前年度と比較しまして2億2268万2000円、1.7%の増でございます。  内訳でございますが、1目給与費は職員の給与及び臨時職員の賃金等で、64億9539万4000円でございます。  2目材料費は薬品費、診療材料費等で、30億1000万円でございます。  3目経費は、光熱水費、燃料費、賃借料、委託料などで、21億8826万9000円でございます。  4目減価償却費は、建物及び医療機器などの減価償却費を計上したもので、12億3463万6000円でございます。  5目資産減耗費は、固定資産の除却費及び棚卸資産減耗費6500万円でございます。  6目研究研修費は、医師等の研究及び研修のための旅費や図書費などで、6293万9000円でございます。  2項医業外費用は7億2389万7000円で、前年度と比較しまして885万2000円、1.2%の減でございます。  内訳でございますが、1目支払利息及び企業債取扱諸費は企業債及び一時借入金に対する支払利息で、6億7674万7000円でございます。  2目繰延勘定償却は、平成6年度から平成8年度までの新病院建設に係る控除対象外消費税を20年間で償却するもので、3415万円でございます。  3目消費税及び地方消費税は1300万円でございます。  3項特別損失は、過年度損益修正損として、平成16年度の未収金不納欠損処分の予定額で2200万円でございます。  収益的収支の差し引きはマイナスの12億5813万2000円で、前年度と比較しまして2億8374万8000円の収支改善でございます。
     次に、予算に関する説明書の214ページの資本的収入及び支出に参ります。  前年度当初予算との比較につきましては、お配りしております資料1−2で御説明申し上げます。  初めに収入でございます。第1款資本的収入の予定額は5億3000万円で、前年度と比較しまして7億2000万円の減でございます。  内訳でございますが、1項企業債は医療機器購入等に充てるもので、2億1000万円でございます。  2項出資金及び3項負担金は、企業債の元金償還に充てるため繰入基準に基づき一般会計から繰り入れるもので、出資金、負担金ともに1億5000万円でございます。  4項補助金は、中央監視制御装置更新に対する国庫補助金で、2000万円でございます。  次に、支出でございます。  第1款資本的支出の予定額は13億7985万8000円で、前年度と比較しまして7億431万8000円の減でございます。  内訳でございますが、1項建設改良費は、施設の更新費用及び医療機器等の購入費で、2億3000万円でございます。  2項企業債償還金は企業債の元金償還金で、11億4985万8000円でございます。  資本的収支の差し引きはマイナスの8億4985万8000円で、前年度と比較しまして1568万2000円の収支悪化でございます。  予算に関する説明書216ページの資金計画から237ページの貸借対照表までは、恐縮でございますが、説明を省略させていただきます。  次に、お手元にお配りしております資料2−1をごらん願います。この資料は、平成21年1月までの入院患者の利用状況でございます。  上段の網かけ部分の1日当たり延べ入院患者数の欄ですが、平成20年度は511.8人と、前年度と比較して減少するものと見込んでおります。  次に、3行下がりまして平均単価の欄ですが、平成20年度は4万7466円となり、前年度と比較して上昇するものと見込んでおります。  下段のグラフは、1日当たりの入院患者数と平均単価の推移で、棒グラフが1日当たりの入院患者数を、折れ線グラフが平均単価を示しております。  次に資料2−2をごらん願います。この資料は、平成21年1月までの外来患者の利用状況でございます。  上段網かけ部分の1日当たり外来患者数の欄ですが、平成20年度は800.2人となり、前年度と比較して減少するものと見込んでおります。  次にその下の平均単価の欄ですが、平成20年度は1万1553円となり、前年度と比較して上昇するものと見込んでおります。  下段のグラフは、1日当たりの外来患者数と平均単価の推移で、同様に棒グラフは1日当たりの外来患者数を、折れ線グラフが平均単価を示しております。  以上で平成21年度予算の説明を終わります。 ○越後 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 通告外で申しわけございません。4款でちょっと尋ねさせていただきまして、救急医療の数の多さというものは重々わかりまして、これは大変なことだなと。また、お聞きしますと、経営改善にいろいろ取り組まれたり、あとドクターヘリが今月から運航されるわけですが、それまでの御努力とか、そういったものに本当に心より敬意を表したいと思っております。  実は今、第1次、第2次、第3次救急とありますが、第1次、第2次の救急医療体制の後方病院ですが、特に第2次救急の輪番制の中で、ほかの病院も地域にとっては大変必要な病院で、皆さんそれぞれ努力をされておられるわけですが、特に以前は、3大病院の場合は専門性を持ってということで一時期議論されたこともあったというようなことも、私はちょっと聞いているのですが、もしこの輪番制について、特定の疾患などに関して今後検討される余地などがあるのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思いまして、よろしくお願い申し上げます。 ◎三浦 病院事業管理者 3病院とは、多分青森労災病院と八戸赤十字病院と当院かと思いますが、現時点では、何か特定の疾患について、うちの病院でこういう疾患、他の病院でこういう疾患というふうに区別することは考えておりません。  ただ、いろいろな状況において、各専門科において、いろいろな救急の面で、ケース・バイ・ケースで、その日、手薄だったりする状況がありますと、お互いに協力し合って運営しているという状況であります。 ◆森園 委員 ありがとうございます。当然医師の数などの問題もございますので、すべてが市民病院というわけにいかないと思います。  ただ、私たちはやはり市議会議員という立場でございまして、どうしても市民の方で、公平性といったことを考えたり、後遺症の問題などを考えますと、ほかの病院がどうのこうのというわけではないのですが、どうしても、そういった救急医療体制が整っている市民病院へという気持ちが、やはり結構あるわけでございまして、これはすぐにというわけにはいかないのでしょうけれども、医師会のほうからも少し話も出ているようでございますので、ぜひともそのあたりの御検討を御要望いたしまして、終わらせていただきます。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆畑中 委員 1点だけお聞きします。待ち時間の問題なんです。予約制でやっているようだけれども、それでも1時間ぐらい待つのはもう普通だということで、もうあきらめている方もあるんですが、これは何とか改善する方法はないのか。また、おくれている場合は、おくれているというようなことを表示するとか、お知らせする手だてはないのかと。  もう1つは、朝病院に行って、紹介状がなければ、普通、1500円ぐらい取られるようだけれども、それでも診てもらえればよいけれども、ある方の話によると、この間ぎっくり腰で行ったら、30分ぐらい待たされて、きょうは診られませんから帰ってくださいと言われたということもありましたので、だめだったら、朝行った受付の段階で、きょうはもうだめですとか、そういうことを早く言ってもらったほうが、次の病院に行くにもよかった、腰が痛くて大変苦労したということでしたので、この2点をちょっとお聞きします。 ●田端医事指導監兼医事課長 それでは、お答えいたします。  現在、市民病院ではほとんど全科で予約制ということで実施しております。今委員がおっしゃったように1時間お待たせするということは、最近では私の耳には入っていないのですが、中には、たまたま急患などが入って、そういったケースになる場合もあって、患者様に迷惑をかける場合もあるかと思います。  普通は予約時間どおりで、5分か10分ぐらいのずれはあるのかなと思っていますが、それほどお待たせはしていないのかなとは思っています。そういったことがあれば、これから気をつけていきたいと思っております。  紹介状を持ってないと、すぐ診られない、その日に診てもらえないとか、そういったことも、確かに私のほうにも来ております。できるだけ診るようにしているのですが、例えばその日、先生方の予定がいっぱいあったりして、午前に外来をやって、午後に手術なども入っていますし、そういったことで、できたらかかりつけ医のほうで1回診てもらって、それで紹介状をもらって、うちで診ていただきたい、できるだけ紹介状をお持ちになっていただきたいということで、新患受付とか再来受付のほうでお願いしているということが現状です。  これに関しても、一部患者様に御迷惑をかけている場合もあります。ただ、能力というか、外来のブースの問題もありますし、整形なら整形をいっぱいつくれればよいのですが、その日の処理能力もあるので、これはやむを得ないのかなと。できるだけ患者様には迷惑をかけないような形で、これから協議してまいりたいと思っています。  以上です。 ◆畑中 委員 その待ち時間の問題は、5分ぐらいではちょっと診てもらえない。かなりの時間待たされるということは現実ですので、おくれている場合は、どういう事情でおくれているのかを知らせるとか、そういうことをやったほうがよいと思います。もう1時間ぐらい待たされるのは普通だと思って行っている人もあるようですが、それはちょっと改善したほうがよいのではないかと思います。  それから、紹介状がなければだめだということがわからない人もあるんです。だから、すぐ行くこともあります。  例えば診てもらえないのでしたら、朝行った受付の段階で、ちょっときょうは向こうの病院へ行っていただけますかと言われたほうがよいと言うんですよ。30分も痛い思いして待たされてから、きょうはだめですと言われれば、ちょっと痛いものがますます痛くなるということでしたので、その辺は受付の段階でだめだったら、きょうはだめですから、済みませんが、あっちへ行ってくださいと言ったほうが親切だと思います。それだけで、終わります。 ○越後 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算の質疑を終わります。  以上をもって議題となりました議案第2号及び議案第3号の質疑は全部終了いたしました。  以上で付託議案の質疑は全部終了いたしました。  これより全議案に対する総括意見を徴することになりますが、この際、暫時休憩いたします。         午前11時24分 休憩   ────────────────────         午後2時01分 再開 ○越後 委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算から議案第18号平成21年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算まで、並びに議案第43号八戸市統計調査条例の制定についてから議案第58号平成21年度八戸市一般会計補正予算までを一括議題といたします。  これより総括意見を徴します。  自由民主クラブ代表の総括意見を徴します。森園秀一委員 ◆森園 委員 自由民主クラブを代表いたしまして総括意見を申し上げます。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算及び各特別会計予算、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連する全議案及び議案第58号平成21年度八戸市一般会計補正予算に対しまして賛成いたします。  米国の金融危機から始まった世界同時不況は、日本経済にも大きな影響を与えており、事態は楽観できない状況になっております。国内の自動車産業を初め、日本の代表的な機械、電機メーカーなど多くの産業に経営危機は拡大し、大幅なリストラによる失業者の増加が社会問題に発展しております。また先月16日、内閣府より、国内総生産速報値が年率換算で35年ぶりの大幅な落ち込みであると発表がなされ、事態は家計に直結する深刻な状況へと進んでおります。  政府は、100年に一度と言われる危機的な世界経済、金融情勢の中、国民生活と日本経済を守る観点から、当面は景気対策に重点を置いて過去最大の予算編成をし、また、今月4日、定額給付金を含む平成20年度第2次補正予算関連法案もようやく可決されるなど、これから景気回復に向けた、切れ目ない連続的な施策が期待されるところであります。  小林市長は、昨年12月に市民生活や企業活動の安定を図ることを目的に、八戸市緊急経済・雇用対策本部を立ち上げ、さまざまな施策の実施に向け鋭意準備をし、また、1月1日に発生した水道導水管漏水事故を大きな教訓とした、危機管理の強化に向けた早期の体制づくりなど、予期せぬ大きな事態に真正面から立ち向かう真摯な姿勢には敬意を表するとともに、25万市民のリーダーとして高く評価するものであります。  示された平成21年度予算は、急速な景気後退を受け、法人市民税などの大幅な減収が見込まれる中、徹底した行財政改革の推進と、重点的かつ効率的な施策の展開を図りながら、八戸市の将来を見据え、積極的に配分されております。  一般会計では816億6000万円、特別会計では611億4307万7000円、合わせて1428億307万7000円と、前年度比では、一般会計で0.3%の増、特別会計では8.0%の減、合わせて3.5%の減となり、まさに厳しい中での新たな挑戦であり、市長並びに理事者の積極姿勢に心からエールを送るものであります。  それでは、この平成21年度八戸市一般会計予算及び各特別会計に対して、幾つか意見並びに要望を述べさせていただきます。  八戸市中心市街地地域観光交流施設につきましては、いよいよ本格着工の段階に至っておりますが、観光施設の類型を超えた、新たな八戸の魅力を発信、創造し、まちのにぎわいを取り戻すよう全力で取り組まれることを要望いたします。  次に、浜の再生に向けた八戸漁港流通構造改革拠点漁港整備事業についてでありますが、漁港整備のあり方についての議論を深め、共通理解のもと、官民一丸の取り組みによって全国に先駆けた事業が遂行され、再生がより力強いものになることを期待いたします。  あわせて、イカ釣りや沿岸漁業者等についても構造改革を実現し、多くの漁業生産者が持続して生産できる体制となるよう要望します。  次に、企業誘致と企業の支援についてでありますが、世界経済の冷え込みの中、大手メーカー、スズキが当市への立地を表明し、また、既に進出していただいたIT関連企業は、順調に雇用者数をふやしている状況であります。  市長のトップセールスの成果のあらわれと高く評価いたします。立地奨励金の交付要件の緩和や交付金額の引き上げを行い、当地域の持つ優位性を訴え、積極的に取り組まれることを期待します。  あわせて、現在厳しい大手製造業各社や関連されている各社も、さまざまな制度を活用され、ぜひとも将来に向けての活動を期待したいと思います。  なお、我が会派の各委員から質疑のあった点、社会福祉事業団運営施設内容のハード、ソフト両面の充実、ケースワーカーの早期適正配置、乳がんの予防啓発のための民間との協働によるピンクリボンキャンペーン、緊急医療体制の見直し、農業振興の促進、ふるさと祭り東京2009の効果の検証とさらなる取り組み、長者まつりんぐ広場の効果的活用に当たって担当部署のみならず関係各課との積極的連携、災害時の動物保護管理体制の早期取り組み、八戸小唄関連事業については、関係各課の連携した積極的な取り組み、是川縄文の里整備に関する地元住民要望に対しての庁内における連携、ジェネリック医薬品利用率の向上による医療費の節減と具体的周知、以上については、各課あるいは財政当局において検討いただきますようお願い申し上げます。  次に、平成21年度八戸市自動車運送事業会計についてであります。  厳しい経営環境が続き、有効な路線の見直しなどを図っている中、今月より市営バス全路線の運行状況が把握できるバスロケーションシステムが運用されました。利用者の利便性を図りながら経営効率化に向け努力を重ねておられることを評価するものであります。公営交通機関としての社会使命を念頭に、適正な運営ダイヤで市民の皆様に喜んでいただきながら、なお一層の経営改善に努められるよう要望いたします。  次に、平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算についてであります。  安全で良質で親切な医療を提供し、地域の医療機関として愛され、信頼される地域医療支援病院として、住民の生命と健康を守り、地域に必要な医療を提供しながら、病院改革に全力で取り組んでおられる姿には、改めて敬意を表します。  待望だったドクターヘリもいよいよ今月から配置されますが、整備に向けたこれまでの御努力を高く評価いたします。これからも地域の中核的基幹病院としての役割を担い、より一層の経営健全化に努められますよう要望いたします。  結びに、小林市長の残りの任期もわずかとなってまいりました。これまでの着実な前進については、だれもが認めるところであります。  本年は、当市の市制施行80周年、開港70周年を迎える記念すべき年でありますが、世界的に厳しい社会状況になりつつあることは御承知のとおりであります。  困難な状況でありますが、ぜひともさまざまな施策を実施し、八戸市民力をアップさせ、持続性のある八戸市形成を切望し、新たに創設されるシンクタンクなどにより、あるべき未来像を描きながら、八戸市政運営に熱意を持って取り組まれることを御期待申し上げます。  最後に、今期で退職される理事者、職員の皆様には、市勢発展のため、これまで御尽力いただきましたことに心より敬意と感謝を申し上げます。新たな立場からの八戸市発展へのお力添えを改めてお願いし、総括意見といたします。  以上です。 ○越後 委員長 政風クラブ代表の総括意見を徴します。三浦博司委員 ◆三浦〔博〕 委員 政風クラブを代表いたしまして、総括意見を申し上げます。  予算特別委員会に付託されました議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに各特別会計予算、その他各関連議案に、一部意見と要望を付して賛成いたします。  小林市長にとって就任1期目の締めくくりとなる平成21年度予算ですが、一般会計816億6000万円、特別会計で611億4307万7000円、合わせて1428億307万7000円となっており、一般会計で前年度比0.3%の増と4年連続でのプラス予算となる積極財政となっています。また、特別会計では8%の減であり、合わせて3.5%の減となっております。  このたびの予算では、集中改革プランに基づく徹底した行財政改革の推進により、人件費や物件費において、指定管理者制度の積極的導入や徹底した経費削減に努められていることは評価いたします。  しかしながら、積極財政の財源が市税などの自主財源ではなく、歳入不足の多くを臨時財政対策債を初めとする市債や、基金を取り崩した繰入金により補てんすることとなり、今後の財政運営に支障を来すことが懸念されます。  また、第4次行財政改革大綱で目標に掲げる基金残高18億円を割り込むことになり、今後の景気状況による見通しの中で、平成21年度予算の段階での基金残高15億円をどの程度積み増しできるか不透明な情勢でもあります。  中でも、積極財政を象徴する2つの大規模建設事業である仮称・八戸市中心市街地地域観光交流施設の整備事業費と、仮称・是川縄文館の建設事業費の総額が約80億9700万円に上り、また、今後控えているハサップ対応型魚市場整備や消防本部建設、一般廃棄物最終処分場などの多額の費用を要する建設事業は、公共事業による地域経済波及効果以上に、建設後の後年度負担を初めとする市民ニーズに応じた施設運営となるかが懸念されるところであります。  今後も確かな歳入確保の見通しが立たなければ、財政力の低下とともに市政運営を左右しかねない不安材料であります。  そこで、より一層市民の視点に立った情報公開と説明責任を果たし、効率的で効果的な事業運営が強く望まれます。  それでは、質疑を振り返りながら、何点か意見と要望を述べさせていただきます。  市政評価委員会経費についてですが、小林市長のマニフェストを検証する第三者評価委員会の関連経費に関して、マニフェストは政治家個人と市民との契約といった意味合いが強く、評価委員の選定のあり方や取り組み方、評価方法など、より慎重に行われますことを強く要望いたします。  入札制度については、公平、公正を旨として当市の実情に見合った、より報われる入札制度となるように求めます。また、電子入札の取り組みには引き続き御努力をお願いします。  市立保育所運営費について、保育料の適正化による経済的負担の軽減などの目的は評価しますが、現場への周知がおくれたことなどから、より関係団体との情報を共有するなど連携強化を求めます。  新処分施設建設事業について、環境先進都市として全国の先進事例となるよう安全面、コスト面、エコロジーには最大限に留意した施工実施を要望します。  八戸漁港流通構造改革拠点漁港整備事業についてですが、将来の八戸の水産界再生に向けて各関係者とより検討され、急がず、進められますことを要望します。  学校修繕について、大規模営繕工事に関して、良好な学習環境の整備のためにも、より一層の迅速な予算確保を求めます。  特産そば産地形成奨励金補助金についてですが、南郷区の遊休地活用のため、合併前から振興してきたそば栽培の伝統を今後も維持していくためにも、担い手の実情に沿った奨励金補助金の効果的なあり方を求めます。  父子家庭を含めた、ひとり親家庭という大きなくくりで、ひとり親家庭への支援策の拡充を求めます。  町内会加入率が低下傾向にあることから、行政も一体となった取り組みを求めます。
     また、県支出金が減少しており、県の対応に不満が残りますが、県の住宅供給公社の解散による当市の財政基盤への影響に留意しながら、より一層健全な財政運営を求めます。  以上は主なる部分であり、その他の質疑、要望も含めて、タイミングを逃すことなく適切かつ抜本的に取り組まれますよう要望いたします。  次に、八戸市自動車運送事業会計についてであります。  近年の交通手段の多様化、少子化の進展などを背景に、利用者の減少に歯どめがかからず、経営環境は極めて厳しい状況にあります。経営改革を今後も推進し、引き続きバスロケーションシステムなどによる利便性の向上や、ラッピングなどによる事業外収益の確保に努力もされていく中で、市民の足としての利用促進策にもより一層積極的に取り組み、地域の公共交通の活性化と再生に向け、その方向性を見出されますよう期待いたします。  次に、市民病院事業会計についてであります。  青森県南から岩手県北地域の中核病院として、地域医療の充実と地域住民の健康の保持増進に努めておりますが、累積で17億円を超える資金不足が生じるなど、経営状況は依然として厳しい状況にあります。  一方で、ドクターヘリの運用に向けた取り組みが進む中、県内の救命率向上のため、また県域を越えた周辺地域の救命率向上のため、効果的な運用を期待するところであります。  今後も、より一層市民の医療需要に応じながら、市民病院の果たすべき役割を発展させ、さらに病院経営改革に取り組まれ、医療の質の向上と患者サービスの充実を図られますよう要望いたします。  最後に、世界そして国内を見渡しますと、景気の状態は目を覆うばかりの惨状であります。米国の金融危機に端を発した世界的な景気後退の波は、我が国の経済や雇用にも大きな打撃を与えております。  その影響は中央から地方へと波及しており、当市も例外ではなく、市税収入を初めとした自主財源の低下の中、効率的、効果的な経済・雇用対策を講じる必要があります。  財政基盤の安定と重要施策の推進との両立は極めて解決困難な課題であります。しかしながら、その課題を解決した自治体が、社会的責任のもと、持続可能な自治体として存続できるものと思います。  効率的、効果的な財政運営のもと、各課の枠を超えて連携し、厳しい時期だからこそ全庁一丸となって結束され、積極的に市政運営に取り組んでいかれますことを心より期待いたしまして、総括意見といたします。 ○越後 委員長 社民党・市民連合代表の総括意見を徴します。松橋知委員 ◆松橋 委員 社民党・市民連合を代表して、総括意見を申し上げます。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算に反対し、その他の予算並びに各関連議案については一部要望を付して賛成します。  近年の経済状況は、アメリカ発の金融危機が日本の経済、雇用に深刻な影響を与え、自動車、電機、機械金属産業を初めとする輸出関連企業では減産や雇用削減を行い、このことが中小企業、地場産業に悪影響を及ぼしております。  当市においても、本県を代表する電子機器企業のアンデス電気が破綻し、民事再生手続を申し立てました。  また、八戸製錬など製造業においても減産と雇用削減策が出されるなど、大変厳しい経済、雇用状況にあります。  こうした中にあって編成されました当市の新年度予算の規模は、一般会計は総額816億6000万円で、前年度当初と比較し0.3%増となり、4年連続のプラス予算となりました。  しかし、歳入で見ますと、世界的な景気の悪化の影響で、法人市民税が前年度と比較し45.9%減の22億1000万円まで落ち込むなど、市税収入全体では前年度を28億3000万円下回ることになりました。  その穴埋めとして、財政調整基金など合計15億円を取り崩して歳入に繰り入れるなど、大変厳しい財政状況と言わなければなりません。  また、歳出を見ても、中心市街地地域観光交流施設――八戸ポータルミュージアムの建設費として25億6000万円、是川縄文館の建設費として18億3000万円を計上するなど、普通建設事業費が49.9%増と大幅な伸びとなり、財政需要に歳入が追いつかないのではないかと心配されます。  さらに、市債残高は前年度より16億円増の933億円となり、これまで以上に財政状況の厳しさがうかがえます。したがって、財政の健全性確保には、より一層配慮されるよう要望いたします。  予算の計上に当たって、第5次八戸市総合計画に定める、地域活力の創出、まちの魅力創造、地域の安心確立、自治基盤の整備の4つを柱とした戦略プロジェクトを中心に施策の展開を図り、実現を目指して努力されていることは一定の評価をいたします。  一方では、市政運営の柱が、建設事業が中心であり、今後も魚市場の機能集約や消防本部、消防署庁舎の移転、一般廃棄物最終処分場など、多額の費用を要する建設事業が控えており、財政基盤が心配されます。  さて、以上の予算に対する会派の意見と要望を申しますと、うみねこ学園及びいちい寮等の福祉施設の民営化は、市民サービスの低下につながるものであり、これを維持していく補助金が計上されている予算には反対します。  ほかは、以下の主なる意見、要望を付して賛成いたします。  地域経済、雇用が深刻化する中で、国及び県の経済・雇用対策に連動して、労働費の確保と積極的な雇用対策を講じること、教育費の拡充に努め、学校耐震化の向上を図り、学校適正配置については、保護者、地域住民の意見を尊重すること、いじめ、不登校等の問題に適切な対応をすること、公会堂等の指定管理者の選定に当たって、厳正な取り扱いをすることを要望いたします。  なお、1月1日に発生した水道導水管漏水による大規模断水事故により、地域住民の皆様に多大な御不便をかけたことは大きな問題であります。この事故を大きな教訓として、危機管理の強化に向け、また事業者からの情報伝達など、水道企業団はもとより、市の体制整備を早急に図るよう要望します。  次に、自動車運送事業会計についてであります。  公営交通を取り巻く環境は、交通手段の多様化、少子化の進展などを背景に、依然として利用者の減少に歯どめがかからない現状であります。  こうした中、市営バスは経営健全化を図るため、営業規模の縮小、乗務員の配置転換、一般会計からの補助金削減など、経営改善に労使一体となって積極的に取り組んでいることは高く評価いたします。  しかし、乗務員全体の60%以上が臨時職員であり、その賃金水準、労働条件等が問題となっております。安心、安全、信頼の市営バスを目指すためにも、臨時職員の待遇改善を要望します。  いずれにしても、市営バスは高齢者、子どもなど、市民の足を守るためにも、また地球温暖化が進む中、環境対策としても重要な役割を担っております。本年4月に自治体財政健全化法が施行されることにより、バス事業を維持、存続させるためには、さらなる健全化が求められると思いますが、この厳しい難局を乗り越えるためにも、労使一体となって市民の期待にこたえられるような事業の推進を要望します。  最後に、市民病院事業会計についてであります。  公立病院の多くは、経営状況が悪化するとともに、医師不足等により病院運営や経営に大きな支障を来しており、極めて厳しい状況となっております。  こうした中にあって、市民病院では昨年度から経営形態を地方公営企業法の全部適用へと変更し、積極的な経営改善に取り組んでいることに敬意を表します。  ドクターヘリの導入は、医師により速やかな救命医療と高度な医療機関への迅速な収容が可能となり、重症救急患者の救命率の向上が期待されます。事業開始に当たっては事故のないよう万全を期していただくよう要望いたします。  市民病院において、青森県南から岩手県北地域の中核病院としての役割は一層大きくなっております。地域住民が安心して、身近で継続的な医療サービスが受けられるよう要望いたしまして総括意見といたします。  以上であります。 ○越後 委員長 公明党代表の総括意見を徴します。夏坂修委員 ◆夏坂 委員 公明党を代表して総括意見を申し上げます。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算並びに議案第58号平成21年度八戸市一般会計補正予算及び各特別会計予算、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連する各議案に対し賛成いたします。  100年に一度の未曾有の経済危機の直撃により、戦後最長と言われた我が国の景気拡大に終止符が打たれ、実体経済への深刻な影響は日を追うごとに厳しさを増しております。  内閣府が先日発表した2008年10月から12月期のGDPは、実質で前期比3.3%減、年率換算で12.7%減と歴史的な落ち込みとなりました。  これまで景気回復を牽引してきた輸出に急ブレーキがかかったのが大きな要因でありますが、これにより輸出産業の生産縮小が余儀なくされ、派遣切り、雇いどめといった雇用調整が加速し、順調だった個人消費も急速に冷え込み、まさに日本経済は危機的な様相を呈しております。  いわば、これは米国や中国などに輸出を依存してきた外需依存型の日本経済のもろさを露呈した格好と言っても過言ではありません。  コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授が、米国のオバマ大統領についてリーダーとしての特徴は穏健派で中道、イデオロギーにこだわらない現実主義者と分析し、政策路線について、金持ちをもっと金持ちにすることが貧しい人々を豊かにするのではなく、中産階級を支える政策をとっていくであろうと期待を示しているように、国民の苦しみと不安を取り除き、希望と安心をもたらす、それが政治の責任だとすれば、まさに政治は今、存在意義が厳しく問われていると言わざるを得ません。  その政治の責任を全うすべき政府与党は、総額75兆円規模の経済対策を盛り込んだ2008年度第1次、第2次補正予算、2009年度予算案・税制改正を3段ロケットと位置づけ、景気浮揚政策の実施を進めておりますが、ぜひともこの景気対策が国難を乗り越える起爆剤となり、地方経済の活性化に寄与することを切に願うものであります。  さて、現下の経済情勢の影響を受け、中小企業の経営環境や雇用環境の悪化を招いている当市でありますが、新年度予算を一般会計で前年比0.3%増の816億6000万円、特別会計と合わせますと1428億307万7000円として計上しております。  景気後退の影響で、法人市民税の減収など市税全体の大幅な減収が見込まれ、依然として厳しい財政環境にある中で、小林市長の強いリーダーシップのもと、第4次八戸市行財政改革大綱及び集中改革プランの実施により、行財政改革を推進し、事務事業の見直しを図るとともに、地域経済の底上げを優先すべく積極的な財政出動を図られようとしていることに高く評価をするものであります。  それでは、平成21年度八戸市一般会計予算及び各特別会計予算について、以下、何点か意見、要望を申し上げます。  まず、景気対策についてでありますが、生活対策として大きな期待が寄せられている定額給付金については、全世帯の市民に確実に給付できるよう、関係機関と連携しながら鋭意給付作業に当たっていただきますよう要望いたします。  また、プレミアムつき商品券の発行については、商工会議所との連携をしっかりと図り、当地域での消費喚起効果が最大限に発揮されるよう、時期を逸することなく、発行に向け準備を進めていただきますよう要望いたします。  また、中小企業支援については、緊急保証制度等の保証・貸し出し枠が30兆円に拡大したことに伴い、金融機関との連携と相談業務の充実を図り、当市の融資制度とともに、さらなる資金繰りの円滑化を図られるよう要望いたします。  雇用対策については、国の新たな交付金事業や雇用創出事業を円滑に推進するとともに、既存の奨励金や助成金制度の拡充や、新たな当市独自の雇用対策事業の推進を要望いたします。  中心市街地活性化については、中心市街地活性化基本計画の認定を受け、再生に向けた多角的な取り組みが既に動き出しており、そして中心街の顔となる地域観光交流施設がいよいよ本格着工となるわけでありますが、施設の活用については妥協なき議論を重ねていただき、市民や観光客にとっての憩いの場、そして八戸の魅力の発見の場として、だれからも愛される施設となるよう粉骨砕身の取り組みを要望いたします。  広域行政について、まず三圏域連携の今後の推進に当たっては、県との連携を図り、バックアップをしてもらえる体制を構築していただきたい。  また、定住自立圏構想については、人口流出のダムとなる目的にかなった事業の推進に向けて、自治体間の連携を図っていただくよう要望いたします。  医療・福祉行政について、まず妊婦健診については、14回無料化の国の財政措置は平成22年までの時限措置でありますが、それ以降についても、ぜひそのまま継続していただけるよう検討願いたい。  また、昨年4月から開始された高額医療・高額介護合算制度については、限度額を超えた分の申請手続が本年8月から開始されます。市民に有利な制度を、市民が知らずに活用できないということのないよう、対象者への周知については手を抜くことなく、熟慮を重ねた上での広報活動に努めていただくよう要望いたします。  教育行政について、学校の耐震化は、公共施設の耐震化としては何よりも優先されるべきものであります。耐震化事業への取り組みについては、即効性と確実性を重視して進めていただきたい。  また、不登校、ひきこもりについては現状把握をしっかりと行い、保護者、教職員、支援センターなどとの連携を密にした対策を講じていただくよう要望いたします。  次に、自動車運送事業会計についてであります。  昨今、モータリゼーションや少子化の進展などを背景に、利用者の減少がとまらず、バス事業を取り巻く環境は厳しさを増しております。そのような状況でありながらも、当市は、利用者へのサービス向上のためのワンコインバスの運行やエコ通勤定期券などの販売により、収益の強化を図り、経営改善に向けた努力を続けており、また、今年度からバスロケーションシステムを導入するなど、利用者の利便性の向上に向けた取り組みを行っていることに敬意を表するものであります。今後もさらなる経営改善に努力され、公共交通機関として利便性の向上に努めていただくよう要望いたします。  次に、市民病院事業会計についてであります。  県南地域の中核病院としての当病院は、地域医療を担う役割が一段と大きくなってきております。まさに地域住民の命の防波堤であり、心のオアシスであります。  診療報酬の改定や医師不足などの問題を抱えながらも、地方公営企業法の全部適用などの重要な課題に取り組むとともに、緩和医療科の開設や院内助産の開始など、診療環境の整備に向け、目の前にある課題を一つ一つ解決していく努力に対して敬意を表するものであります。  何といっても今月25日に運航を開始するドクターヘリにおいては、救急患者の救命率の向上に向け、関係機関とも連携を図り、円滑な運航を行っていただくよう要望いたします。  最後に、大規模断水事故という波乱の幕あけとなった本年は、市制施行80周年の節目を迎え、加えて小林市長の任期最終年でもあります。  積極財政を標榜し、地域観光交流施設等の大型建設事業が本格着工となりますが、地域経済への波及効果をあらゆる機会を通じてアピールするとともに、不安視される財政力を低下させないよう、堅実な財政運営に鋭意努力されることを御要望申し上げて、総括意見といたします。 ○越後 委員長 日本共産党議員団代表の総括意見を徴します。畑中哲雄委員 ◆畑中 委員 私は、日本共産党議員団を代表して総括意見を申し述べます。  予算特別委員会に付託されました議案のうち、議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算に反対、その他の議案には一部意見を付して賛成であります。  日本経済は、かつてないスピードで悪化しております。この原因には3つの要因があると思います。  第1は、労働法制の規制緩和によって非正規労働者を急増させたことであります。  第2は、極端な外需頼み、特にアメリカに依存する脆弱な経済をつくっていることであります。2008年12月の輸出額は前年同期の35%減、サブプライムローン問題が深刻化した2007年9月以降、連続16カ月、前年比マイナスが続いています。まさにアメリカの過剰消費による見せかけの需要に頼ったツケが、日本経済に重くのしかかっているのであります。  第3の要因は、規制緩和と金融自由化によって、金融危機が実体経済に波及しやすい構造になってしまったことであります。特に日本の場合、この構造変化は深刻であります。金融自由化路線によって、東京証券取引所は売買の60%を外国人投資家が占める投機的市場となっており、短期的に利益を求める市場の圧力により、企業は雇用維持よりも株価維持、配当を優先する姿勢を強めております。  外需依存、外資依存から内需拡大の日本経済への構造改革が強く求められているところであります。  しかし、麻生内閣の2009年度予算案は、これらにこたえる予算となっておりません。一般会計の歳出は88兆5000億円、2008年度予算と比べて5兆5000億円ふえ、過去最大規模となりました。他方、税収は46兆円で、2008年度比で7兆4510億円のマイナスであります。  国債の発行は2008年度比で8兆円以上上回る33兆3000億円と、4年ぶりに30兆円を超えました。埋蔵金がなければさらに膨らんでいることは明らかであります。  その中で地方財政の特徴は、地方交付税を前年度比2兆7300億円増の約20兆9700億円としたことであります。これは、構造改革路線による地方切り捨てへの強い批判と運動の広がりを受けて、2009年度予算では地方交付税の特別加算を行い、地方自治体の自由に使える財源の総額を確保せざるを得なかったからであります。  しかし、この中の5000億円は、埋蔵金である財政投融資特別会計からの繰り入れであります。3年後には枯渇してしまう、限定つきの財源で、その後は消費税の値上げというシナリオが盛り込まれているのであります。  来年度予算では、私たちがこれまで改善すべきと言ってきた米国言いなり、大企業の利益優先の政治、これは何も変わっておりません。これまでの法人税率の引き下げや証券優遇税制で2007年度までの10年間で約40兆円もの減税であり、これをことしも続ける予算となっているのであります。  75兆円の景気対策予算と言いますが、そのうち40兆円余りが大銀行、大企業の支援策であり、日銀による社債の買い取りを含めれば、さらに広がる大企業支援策となっております。中小企業を含めた内需拡大策に根本から変える必要があります。  また、300兆円近くもある大企業の内部留保を雇用を守るため使わせる対策が、今必要となっているのであります。  これまで社会保障予算の減と増税で、国民には年間13兆円も負担増が押しつけられてまいりました。2002年から7年間で合計50兆円近い国民負担増であり、定額給付金の2兆円では景気対策にならないことは余りにも明白であります。  今日、八戸市は深刻な不況となっており、失業率が10%を超し、中でも若年層は8人に1人が失業という状況であります。  経済の悪化と国の財源不足という情勢の影響を受ける中で編成された当市の2009年度予算ですが、市長は、かげろう景気のかげろうも目にすることなく世界の同時不況にのみ込まれてしまったと表現し、100年に一度の経済不況という認識はそのとおりだと思いますが、その課題にこたえる予算としてはほど遠いものだと考えます。  市税収入は前年度比で約30億円も落ち込み、さらに減も予想されます。この市税収入減は平成17年度比でも、税源移譲分を除けばマイナスとなっており、市民所得も当然大きく減っているものと思われるのであります。  確かに評価できる事業も盛られております。学校耐震化対策、家庭での太陽光発電システム設置への補助金、妊婦健診の公費助成拡充、第3子保育料軽減、中間層の保育料軽減、看護師等修学資金貸付金の計上等であります。そして、国の第2次補正に盛られた、ふるさと雇用再生特別交付金や緊急雇用創出事業の具体化などであります。  しかし、八戸の経済危機打開にはこれでは不十分であります。市長の重視する公共事業投資も、重点を思い切って変える必要があると思うのであります。  老朽化し、命と安全が脅かされる危険性が増している学校の耐震化、修繕、また住宅のリフォーム助成、生活道路の補修整備、福祉や環境整備等に公共投資を優先的に投入すれば、地元の中小企業に直接受注機会を広げることになり、地域経済の活性化に結びつくことになると思うのであります。  そば振興の予算を半減することなどはやめて、農林漁業の振興策を立て、国にも要望し、推進していただきたいと思います。  内需拡大には医療、福祉の充実で将来不安をなくすることも重要であります。  国民健康保険事業は、保険税が高過ぎるために納付率も下がり、資格証が命にかかわる社会問題になっており、改善策が必要であります。下げられてきた国庫負担割合を上げ、市民の負担を軽くする必要があります。  介護保険事業は、政府が第2次補正で1154億円の基金を創設し、激変緩和措置を行いました。このことは、介護保険制度が国の負担割合をふやさなければ成立しないということを認めたものであり、国の負担割合を引き上げ、市民の負担軽減をすることが求められております。  立地企業に対しては、奨励金等の補助だけでなく、雇用を守る立場からの監査体制も確立すべきものと考えます。  国の来年度予算には、派遣労働者が失職した場合に有給の職業訓練受講費が計上されていますが、この対象を広げ、八戸で失職中の若者にも適用できるように、内容の拡充と予算の増額を強く求めるべきだと考えます。  バス事業では、厳しい経営が続く中でも、バスロケーションシステムで利便性の向上が図られています。市民の足を守るために、さらに努力されることを望みます。
     市民病院事業では、改革プランの取りまとめ中でありますが、何よりも重い負担となっているものが病院建設の初期投資だったと思うのであります。  また、国の医療費削減路線によって、医師の数が抑えられるとともに、高齢者の窓口負担増等の改悪、連続する診療報酬の引き下げなどにより大きな影響を受けております。国策によるマイナス面の改善を強く要求すべきだと考えるのであります。  ドクターヘリの導入で1人でも多くの命を守るため活躍することが望まれます。同時にこれらが経営改善にプラスになればと期待しているところであります。  以上で総括意見といたします。 ○越後 委員長 次に、伊藤圓子委員から発言の申し出があります。伊藤委員 ◆伊藤 委員 総括意見を申し上げます。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算並びに議案第58号平成21年度八戸市一般会計補正予算、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算及び議案第4号から議案第18号までの各特別会計予算並びに関連する各議案について、意見、要望を付して賛成いたします。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算並びに補正予算について申し述べます。  米国のサブプライムローンに端を発した世界金融危機が世界経済危機に及び、1929年の世界大恐慌の再来を懸念させる様相を呈しております。  外需により日本経済を牽引してきた自動車産業を初め輸出関連企業の落ち込みは、関連する製造業にも飛び火し、地域経済をかつてないスピードで深刻なものにいたしております。  雇用の悪化、特に非正規労働者への仕打ちは残酷であり、若者の生活保護受給までに至る事態は、当市も例外ではありません。さらには先行き不安により消費行動に歯どめがかかり、負のスパイラルに陥っている感が否めません。  従前から厳しい本市の自主財源は、輸出関連の企業等の法人市民税に負うところ大であったが、新年度は、前年度比45.9%という大幅な減額となり、市税全体で8.9%の減となりました。  それでも歳入を816億6000万円、前年度比0.3%増と強気の編成が示されました。その主な内訳は、市税減による地方交付税の増額で約140億円、臨時財政対策債を含む市債が9.7%増で101億円、そして、とらの子である財政調整基金、市債管理基金からの15億円を含めた繰入金が30.7%増で約21億円という、国からの交付金、借金、基金の取り崩しに頼った、大変苦しい台所事情であります。  加速する景気後退に、国の第2次補正予算の出動が求められておりました。それに盛り込まれた、継続的雇用のためのふるさと雇用再生特別交付金事業は実効あるものにしていただきたい。加えて、一層の雇用対策を強く要望いたします。  人口減少、地域経済の疲弊のさなか、定住自立圏構想を進めることはチャンスととらえ、圏域の将来像を見据えた構想を掲げるべきと考えます。  構成市町村を結ぶバス事業、圏域完結医療体制等が想定されております。さらに地域性と雇用創出をかんがみ、1次産業振興策、地場産業振興策や圏域版グリーン・ニューディール政策を打ち上げ、住むことを誇りに思える圏域づくりを要望いたします。  本市の主な商業区域は、従来の中心市街地と新たな沼館地区とに二極化しております。よって中心市街地の活性化の起爆として、仮称・中心市街地地域観光交流施設――総事業費39億5000万円――を整備、施設の利用法について企画段階より多様な市民がかかわり、主体的活動が展開されるよう、かつ維持管理運営費の見込み額を早々に示し、オープンな議論ができるよう強く要望いたします。  また、仮称・是川縄文館については、平成23年のオープンに先立ち、世界遺産登録への動きと連動させ、日本人のルーツを探る日本のふるさととして市内外に、そして世界に向けて発信していただきたい。多くの市民の関心を高めるプレ事業に期待しつつ、来館を促す仕掛けをつくられることをぜひ要望いたします。  これらを含めた、いわゆる箱物と呼ばれる事業は、その後の運営が課題であることを肝に銘じ、事に当たっていただくよう要望いたします。  新幹線新青森駅開業まで2年を切りましたが、八戸市のみならず十和田湖、三陸海岸を視野に入れた広域観光開発、PRに努められ、食のブランド化等と相まって成果が上がることを期待いたします。  未来と世界に目を向けたハサップ対応型魚市場、港湾整備とともに、八戸の漁業を支えてこられた中型・小型漁業者の支援と、観光とリンクさせた事業の試みにも期待します。  そして、市民生活に視点を移すと、市の財政と同様、火の車の台所事情に陥っている。さらには失業等で立ち行かず、やむなく生活保護を受ける方が増しており、給付総額は56億円に達しています。楽観の域はとうに超し、さまざまな支援策をさらに強化する必要があります。  この不況下で、子どもたちに犠牲を課すことはできません。子どもの医療費の無料化等々、子育て支援策のさらなる拡充を求めるものです。  また、後期高齢者医療保険制度や障害者自立支援制度、介護保険制度等の負担も、この御時世では大変重くのしかかり、またさらなる制度改正を求める声に真摯に向き合い、是正を図るよう御尽力くださるよう要望いたします。  また、地球温暖化防止等、地球環境に負荷のない行政経営の手法、ISO14001の認証を受け8年が経過する中で、確実に経費節減とCO2排出抑制、かつ職 員の意識改革、実践力等に大きな成果を得ました。新年度からは自前の内部監査で推進することになりましたが、これまでの実績を下らぬように御努力ください。  また新年度は、地球温暖化対策の推進に関する法律の一部改正により、特例市である本市も、地域計画を伴う実行計画づくりが義務づけられ、新うみねこプランが策定されることになりました。これまでの庁内での取り組みがいよいよ全市、全市民を挙げて取り組む方向になりますので、その牽引役に期待いたします。  また、導水管漏水事故からの教訓を生かした防災対策、特に災害弱者への対応を含めて、再構築することを要望いたします。  次に平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算についてであります。  押し寄せるモータリゼーションの波に押され、懸命の経営努力をするも、公営バス事業は全国的に衰退、撤退を余儀なくされてきました。この厳しい経営環境の中にあり、本市のバス事業は、交通弱者の足を守る一念で、集中改革プランに沿って経営改革に取り組まれていることに敬意を表します。  近年の温暖化、大気汚染等環境問題、エネルギー問題等の背景から、今また公営交通の存在がクローズアップされてきております。この視点はかねてから提言してまいりましたが、八戸市公共交通再生プランに基づき、単に縮小ではなく、グローバルで前向きな改革に取り組まれました。  特にEST、いわゆる地球や環境に配慮した公共交通のモデル事業の地域指定を受けて、市営バス、南部バスによる八戸駅線の共同運行化、加えて新バスロケーションシステムの導入、バスマップ作成等々に着手されました。NPO等市民の力によるところも多大で、今後の共同による公共交通のあり方を推進する好機会でありました。  これからは、経営改革は狭義的対策から広義的政策への転換が求められます。これを契機に公共交通を都市交通政策、つまりまちづくりと連携した政策とリンクさせて事業推進に当たられることを要望し、仮称・交通政策課の設置を提言いたします。  最後に、平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算についてであります。  今年度は、突然の医師の引き揚げに始まり、スタート時点から多難な病院経営を迫られることになりました。医師確保に当たっての御尽力に敬意を表するとともに、助産師活用による業務の拡充、緩和ケア等にも取り組まれたことを評価いたします。  当病院は、八戸圏域においてAクラスの救命救急センターを有する中核的基幹病院として高度医療を提供してきております。新年度は定住自立圏構想の地域指定を受け、これまで構築してきた病診連携による地域完結型医療が、圏域まで実質的に拡充されることが期待されます。  加えて、ドクターヘリ導入により救命救急医療の躍進は、広域的医療環境を飛躍的に向上させるものと確信いたします。  しかし、公営病院の宿命とも言える不採算医療等によるところ大である厳しい経営環境は、医師不足、医療費抑制策も加わり、たゆまざる経営努力にもかかわらず、悪化の一途をたどらざるを得ませんでした。  地方公営企業法の全部適用、DPC対象病院への移行、そして今般の集中改革プランに基づき、経営健全化に向けて強力に推進することを望みます。  そして目標の平成25年度における経常収支の黒字化が実現されますように大きく期待いたしております。  今後も市民、圏域住民の生命を守る使命を果たすべく、医療安全については万全の策を講じ、医師、看護師、職員一体となって顧客満足度の高い医療サービスが提供されますことを要望し、以上をもって総括意見といたします。 ○越後 委員長 続きまして、三浦隆宏委員から発言の申し出があります。三浦隆宏委員 ◆三浦〔隆〕 委員 それでは、お許しをいただき、総括意見を述べさせていただきます。  議案第1号平成21年度八戸市一般会計予算並びに議案第58号平成21年度八戸市一般会計補正予算、議案第2号平成21年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成21年度八戸市立市民病院事業会計予算及び各特別会計予算並びに関連する各議案に対し、賛成いたします。  現在の国内の経済は、昨年9月の米国発の金融恐慌により急激な、急下降の悪化に見舞われて大変厳しい状況下にあります。そして、当地域においても市内の企業は同様の環境にあると思います。  市当局は、市税の減収を見込んでおりますが、私は、新年度はその見込みを超えての大きな減少になるものと思っております。  しかし、国でも財政再建よりも経済再生、底上げ政策をとっておりますので、当市といたしましても、無駄な公共事業をするのではなく、やらなければならない事業を先行して実施するという考えのもと、事業推進を図っていただきたいと思います。  例えば、第5次八戸市総合計画による攻めの水産業プロジェクトを推進し、八戸から情報発信をし、経済への有効な波及効果を期待するところです。  また、財政の健全化と行財政改革の推進を図るべく取り組んできた第4次八戸市行財政改革大綱と集中改革プランが平成21年度で最終年度となり、それなりの効果があったとの報告がありましたが、着眼点を変え、さらなる効率のよい事務事業を実施し、そして血の通った行政運営をしていただくことを要望いたします。  次に、八戸市自動車運送事業会計についてであります。  公共交通を取り巻く経営環境は厳しいものがあります。しかし、近年は、環境の面から低炭素社会の実現など、公共交通が注視されておりますので、その辺の利便性の向上を図り、職員の意識改革を進めながら、市営バス事業のあり方に関する市の方針に基づき、市民の足として、そして、さらなる経営改善に努力するよう要望いたします。  次に、八戸市立市民病院事業会計についてであります。  市民病院は、県南地域の中核病院として、救命救急医療、高度専門医療の提供、また地域医療支援病院として、その役割の重要性はますます高まっております。そのような中、地方公営企業法全部適用の2年目を迎え、病院経営も効率的に行われ、病院の独自性を発揮されていると思います。  今年度は、公立病院改革ガイドラインにより八戸市立市民病院改革プランを策定されておりますが、さらなる地域医療の拠点として、地域の期待にこたえ、経営の効率化を図りながら、医療の質の向上を図ることを期待いたします。  以上で、意見といたします。 ○越後 委員長 以上で総括意見を終わります。  これより順次採決いたします。  まず、議題のうち、議案第1号を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○越後 委員長 御着席願います。  起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、ただいま議決されました議案を除く議案第2号から議案第18号まで及び議案第43号から議案第58号までの議案33件を一括して採決いたします。  以上の議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○越後 委員長 御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は原案のとおり可決されました。  これをもって予算特別委員会に付託になりました議案の審査は全部終了いたしました。  なお、委員長報告内容については一任願います。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  去る9日から本日まで、平成21年度各会計予算を初め多くの重要な議案につきまして慎重なる御審議を賜り、本日ここに付託されました全議案を議了いたしましたことは、委員各位とともに御同慶にたえないところであります。  また、理事者におかれましては、審査の円滑な運営に御協力をいただきましたことに対しまして、古舘副委員長ともども心から厚く御礼を申し上げ、ごあいさつといたします。  以上をもちまして、予算特別委員会を閉じます。御苦労さまでした。         午後3時03分 閉会...